夏目漱石「坊っちゃん」


お前は文の書き方がダメだ、本を読め本を!
と、言われて課題図書に夏目漱石を読むことになったのでありました。
「文だっていつも書いてるし(ブログ)、本だって読んでるよー(ライトノベル)」とは思ったが口にはしなかった。事実だから。
さて、何を読もうか「我が輩は猫である」がいいかなと考えているとブックオフになく、
本屋に行き夏目漱石作品を探すとワガネコが上下巻w
そりゃゆとりは読む人少ないわーwwwとか妙に納得。
そして自分も「坊っちゃん」に切り替えたといういきさつ。


ストーリーは学生時代の話の後、教師の話になると漠然とあらすじは知ってはいたけど
そのほとんどがその教師時代の話だった。
しかもわずか数ヶ月程の話だそうで、スケールは驚くほど小さい。
小さいが、明治時代の田舎の一教師というちっぽけな存在感を汲み取るには非常に濃い内容だった、とは言えるかしらん。
一番内容にツッコみたいのは、
自分は赤シャツとか山嵐とかあだ名を勝手に付ける代わりに
生徒から天麩羅とか団子とか言われるのにはブチ切れる坊っちゃんパねぇっす。
江戸っ子だから上から目線なんですかね、偏見ですかね?
話は面白かったが、当然ながら文は明治時代のものであるから、書き方は古過ぎて参考にならなかったよ…。
会話だけ繋ぐ展開や文に英語が登場したりしているところは、今の文学に通ずるところはあるとは思いますが。
もうちょっと現代文学をお勧めしてください社長…w