七瀬ふたたび #5時をのぼる
話を折り返したところでかなり面白くなってきたので取り上げてみる。
この話を一言で表すならば日本版「HEROES」。
世界の危機とまでの大それたことではないけれど、
能力者たちの強い意志によって生み出されるドラマは「努力・友情・勝利」の三拍子を思わせる。(ただしバトルは無い)
この話の一番良い部分は能力者の緻密な設定にある。
キャラクターの性格からメリット・デメリットとなる部分がはっきりしていて伝わりやすい。
メインヒロインは人の心が読める力を持っていてまんま白河ことりなんだけど、
もう一人心を読める少年が出てきてテレパシーで会話してるのはなるほど、と思った。
今回では「自分に身の危険が迫ると時を遡る」能力の解説が面白かった。
気になる人は最初から見なくとも公式HPの次回予告で全話がほとんど分かるんでそれで補完すればよし。
NHK、良い仕事してますね。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
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