劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者ゾロアーク

ミュウ〜アルセウスまで全8匹!

「ダイヤモンド&パール」編ファイナルとなる、今年のポケモン映画を観てきました。
いやぁ…予感はしていたけど、正直歴代ワースト1,2を争う出来だったね……。
新シリーズの繋ぎとしての作品だから、しょうがないとは思うよ…。
前シリーズで終わりかけだった「ラティアスラティオス」とか「ミュウと波導の勇者ルカリオ」とか
自分の中では評価はけっこう下だし…。
それに加え今回の話は何より「やることの規模が小さい」!
被害の対象が街1つレベルなのは、他の作品にもあったけど
悪役の動機が「千里眼の能力を手に入れる為」とか私利私欲すぎる。
自分で作った秘密メカが高性能すぎるし、あんたポケモン要らないじゃんw
まだ「ルギア爆誕」のジラルダンの方がポケモンと関わってる分アイデンティティーがあるわw
違和感を感じる正体として、コーダイは「ポケモンの世界」において異質な存在なんだからだと思う。
何も自分自身が未来の知る能力を手に入れなくても、
未来を予見するポケモンなんて伝説級でなくてもゴロゴロいる
んだし、
さらに枠を越えれば「時間を操る」だの「空間を司る」だの「時空を克える」だのとスケールが変わる。
指折りの金持ちといえど見てる世界が小さすぎるだよ…w


そしてダークヒーローっぷり全開な今回のゲスト、ゾロアークさんですが
話をややこしくしているだけで、メインはゾロアの方でした。
さらにバーゲンセールの如く、セレビィエンテイスイクンライコウ
金銀の伝説・幻ポケモンが勢揃いしますが、全く出番が無い。
セレビィ、花咲か爺さんなだけで声も釘宮理恵である理由がない…。
ゾロア役の間宮くるみと交代しろよ…と思うニコ厨は多いに違いない。
往年のファンとしては過去作の「セレビィ 時を超えた遭遇」と設定とつなげて欲しかった。
せっかく時間を操るというおいしい設定があるのに、まったく生かされていなかったな…。

まぁいいんです。つまらなくなかったし。
今回の映画の特典で何より幻のポケモンをすべてコンプリートできましたから!
ミュウ〜アルセウスまで全8匹!
これが今年の映画一番のプラス点ですよ。おまけが本編。