【原作】生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5


「あえて言うならここらへんがファンタジアなのよ!」
王夜がいつものように上手いこと言ってやったとばかりにこの本の受け売りを偉そうに語っていた。
生徒会の一存 第1部完!
いやぁ「このライトノベルがすげぇ」と思ったのは、
すごいライトな読み物なはずなのに、設定について目を向けるとかなり深く考えてあるんだよね。
「五彩」で明らかにされた設定によって何故真冬がネット界のビッグスターになっているのか、
何故知弦が株や経営で上手くやっていけるのか、あーそういうことかと納得できる所なんだよね。


それにしても「決闘する生徒会」の話は面白かったな。このエピソードはマンガかアニメで是非やってほしいね。
まさか鍵が「三振」で言っていたトレーディングカードネタが出てくるとは思わなかった。
そしてカードゲームらしい練りこまれた展開が見所ですよ!
アニメといえば1話でやっていた「ぺったんこ」ネタは「仕事する生徒会(2回目)」から来てたのか。
鍵のコミュニケーション力はすげぇなぁ。それなのにあまり報われてない気がするのはハーレム空間の対価なのかなぁ…。
いやもうちょっと主人公として恩恵があってもいいような…うーん
現実における厳しさとフィクションにおける妄想と微妙なバランスを考えさせられる作品だなー。