失踪HOLIDAY

失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫)

失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫)

先日、一生懸命読んでいると言っていた本はこれ。
Kicow氏から「山田悠介読むなら乙一読め」と薦められたのがこの本。
それは俺に夜トイレに行くなと言いたいのか!?
と子供らしい反論は置いておいて、
そこらへんを考えてもらった結果、ライトノベル時代の作品を読むことにしました。
そういえば高校の図書館には、
スニーカー文庫の小説は「きみにしか聞こえない」しか置いてなかったっけ…。
いや読まなかったけど(爆)


それにしても本当に久々に活字に触れます。
久しく文字を追うことをしてなかったんですけれども
作品が良かったのか電車の中で集中的に読み、
40分で30ページ進むという王夜の中では早いペースで消化。
タイトルになっている「失踪HOLIDAY」と短編「しあわせは子猫のかたち」どちらとも、
涙なくして読めない面白い本でした。
一言で作品を語るとすると、
「雪村さんは萌える」
「菅原ナオの声は平野綾

でしょうね(苦笑)
つい最近、この作品がマンガ化されているそうでやはり良い作品は廃れないんだなぁ…。

失踪HOLIDAY (角川コミックス・エース (KCA170-1))

失踪HOLIDAY (角川コミックス・エース (KCA170-1))

そして、最後に語るは
あとがき!
その作者が本当に良い文を書く人なら素の文さえも、独特の面白さを持っているはずなのである。
例えば、王夜はこの人の素の文が好きです。
「なんだ、アンタ普通に文書けるんじゃんww」って思っちゃったりして。


まぁ「地の文で最後まで楽しませてくれる作品こそが良い作者」
というのはあながち間違ってない見解だと思いますが、どうでしょうか。
乙一氏もその点抜け目無く面白かったです。
王夜に活字を教えてくれた恩師:賀東招二氏もなかなかだったりしますが、
どうもあの人の人物像が「放蕩オペラハウス」のワダツミ氏と被る。
えぇ、そりゃあもう眞鍋かをり水樹奈々くらい被る。