奇妙で、おもしろかった。そして、せつなかった。

MOTHER3

MOTHER3

ゲーム公式HP
30時間半のプレイ時間の末、ゲームをクリアしました。
まるでハリウッド映画の一編を見ているようで、
30時間という長い時間でありながら、短く感じました。
この時間の内、何がてこずったかっていうとやっぱりボス戦なんだろうな…。
ヨクバ戦なんて死ぬほど辛かったもん…。
それにくらべたら、クライマックス付近のボスはなんなんだか…。
レベル上げまくったからかなぁ…。


さて、今回の「MOTHER3」をやって、感じたことでも書いてみましょうか。
微妙にネタバレです。
例えば、「王夜」という存在。
これは”俺”という分身であり、ほぼありのままの自分自身である。
(たまに「王夜」が一人歩きする場合もあるけどw)
けれどやはりこれは、なにがどうあれ「作られた存在」なのですよ。
これが良いか悪いか?そんなところを問われたのがこのゲームでした。
本当に64で「MOTHER3」が出てたらもっとこういった「作られたもの」というのが体感できたんだろうなぁ…。
そこらへんが、16章のストーリーが8章に縮まった感があるよね…。
もう「MOTHER4」は出さないって糸井重里も言ってたしなぁ…。
こういう作品がもっとあっても良い気がする…。


それにしても、『良き話を書く人』はみんなして
「誰一人この世の中に悪い人などいない」
ということを書くのが得意ですな。
ヨクバだって本当は良い人だっていう場面があったし、
このゲームの黒幕でさえ、とある仕打ちを与えて慈悲を演出するという…。
でも、本当にあいつは悪いヤツなんだ。
だから「ほんとうにいいのかなぁ…?」とか問い詰めないでくれ……(泣)